アバター改変やワールド制作で必ず名前を聞くBlender。無料で高機能ですが、最初の画面の情報量に圧倒されがちです。この記事では、導入の手順と、最初に覚える操作、そしてバージョンで詰まったときの確認方法を紹介します。Blenderで何ができるようになるのかは別記事「Blender入門 VRChat勢は何に使うのか」で解説しています。
引用記事Blender入門 VRChat勢は何に使うのか技術・制作
インストールの前に確認すること
Blenderは公式サイトから無料でダウンロードできますが、先に確認すべきは使いたいツール側の推奨環境です。VRChat向けの改変では、アドオンやアバターの説明書に「対応バージョン」が書かれていることが多く、そこから逆算して選ぶのが確実です。
迷ったら安定版(LTS)を選ぶと安心です。最新版が常に最適とは限りません。新しすぎるバージョンは、アドオンがまだ対応していないことがあります。
インストールと最初の一歩
ダウンロードしたインストーラーを実行するだけで導入は完了します。保存先は半角英数のパスにしておくのが無難です。
起動したら、まず視点操作を試してください。ここでつまずかないことが最優先です。3D空間を自由に見回せるようになると、画面の情報量への圧倒感がかなり減ります。
中ボタンドラッグ 視点の回転
Shift+中ボタン 平行移動
ホイール ズーム
G / R / S 移動 / 回転 / 拡大縮小
ここまでで大半の作業に入れます。ショートカットをもう少し覚えたくなったら、別記事「Blenderショートカット 最初に覚える20個」を参照してください。
引用記事Blenderショートカット 最初に覚える20個技術・制作
複数バージョンを併用してもよい
Blenderは複数のバージョンを同じPCに入れて使い分けられます。「このアドオンは古いバージョン用」「新しいプロジェクトは最新版で」といった運用が可能なので、バージョンを上げるかどうかで悩みすぎる必要はありません。
バージョンの確認方法
ツールとの相性でつまずいたら、まずBlenderのバージョンを確認します。起動画面やタイトルバーでも分かりますが、正確な値を知りたい場合は、上部の Scripting タブを開き、Pythonコンソールで次を実行します。
import bpy
print(bpy.app.version_string)
この値を、使いたいアドオンやアバターの推奨環境と照らし合わせれば、トラブルの原因の切り分けがぐっと楽になります。質問するときにも必要になる情報なので、控えておくと便利です。
つまずきやすいポイント
解説記事のとおりにならない
バージョン差が原因のことが多いです。記事が対象としているバージョンを確認してください。
アドオンが有効にならない
そのアドオンが対応していないバージョンの可能性があります。対応版のBlenderを別途入れる方法もあります。
メニューの位置が違う
バージョンによって項目の場所が変わることがあります。名前で検索する機能を使うと見つけやすくなります。
3ボタンマウスがない
設定で中ボタンを代替する項目があります。ノートPCで使う場合は最初に設定しておきましょう。
よくある質問
Q. 有料版はある?
A. Blender本体は無料で使えます。有料なのは一部のアドオンや学習教材です。
Q. PCスペックはどのくらい必要?
A. アバター改変程度なら、VRChatが動くPCで十分なことが多いです。重い処理をするほどメモリとGPUが効いてきます。
Q. 日本語化できる?
A. 設定から日本語表示に変更できます。ただし解説記事の多くは英語表記が前提なので、慣れるまでは英語のままのほうが調べやすい面もあります。
Q. 何から練習すればいい?
A. 目的の改変に必要な操作から始めるのが近道です。入門書を最初から全部やる必要はありません。
