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lilToonの基本 色替えの第一歩

日本製アバターの多くが採用しているシェーダーがlilToonです。項目が非常に多くて圧倒されますが、色替えで実際に使う場所は限られています。この記事では、マテリアルとの関係、色を変える手順、色が変わらないときの原因、注意点をまとめます。

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マテリアルとシェーダーの関係

アバターの見た目は「マテリアル」で決まり、マテリアルの描画方法を決めるのが「シェーダー」です。そして実際の絵柄は「テクスチャ」という画像ファイルです。色替えとは、基本的にマテリアルの設定やテクスチャを変える作業を指します。

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この関係を押さえておくと、「どこをいじれば色が変わるのか」で迷いにくくなります。

作業前に必ずマテリアルを複製する

配布物のマテリアルを直接編集すると元に戻せなくなり、同じマテリアルを使っている別の部位にも影響が出ます。編集前にマテリアルを複製しておくのが定番の作法です。

Projectウィンドウで対象のマテリアルを選び、複製してから名前を分かりやすく変え、その複製をアバターに割り当ててから編集します。失敗してもすぐ戻せる状態を作ってから作業しましょう。

色替えでよく使う項目

lilToonのメインカラー項目には、テクスチャと色(カラーピッカー)があります。ここの色を変えると、テクスチャに色が掛け合わされて全体の印象が変わります。白いテクスチャほど色がきれいに乗り、もともと濃い色のテクスチャは変化が小さくなります。

髪や服の一部だけ変えたい場合は、その部位に割り当てられているマテリアルを探して同じように調整します。どのマテリアルがどの部位かは、Hierarchyでオブジェクトを選び、Inspectorのレンダラー欄で確認できます。

色調補正機能が便利

lilToonにはテクスチャ自体の色相・彩度・明度を調整できる機能があり、画像編集ソフトを使わなくてもある程度の色替えができます。「赤い服を青くしたい」といった大きな色変更は、カラーピッカーより色相の調整のほうが自然に仕上がることが多いです。

手間の順に整理すると、カラーピッカー → 色調補正 → テクスチャ差し替え、の順に自由度と手間が増えます。目的の色になった時点で止めて構いません。本格的にやるなら、テクスチャをペイントソフトで編集して差し替えます。

色が変わらないときの原因

別のマテリアルを編集している
いちばん多い原因です。アバターは部位ごとにマテリアルが分かれていることが多く、狙った部位に割り当てられているものを編集しないと変化しません。

複製したマテリアルを割り当てていない
複製しただけでは反映されません。アバター側のレンダラー欄で、複製したほうに差し替える必要があります。

変更の見た目が小さい
元のテクスチャが濃い色の場合、カラーピッカーでの掛け合わせでは変化が出にくいことがあります。色調補正やテクスチャ差し替えを検討してください。

注意点

・配布物の規約を確認する — 改変や色替えの可否、公開範囲は商品ごとに違います
・Quest対応は別作業 — Quest向けは使えるシェーダーが異なるため、PC版と同じ見た目にはなりません
・作業前にバックアップ — プロジェクトのコピーがあれば、どんな失敗からも戻れます

よくある質問

Q. lilToonは無料?
A. 無料で公開されているシェーダーです。多くのアバターが導入を前提にしています。

Q. マテリアルがピンク色になった
A. 指定シェーダーがプロジェクトに入っていない典型的な症状です。lilToonを導入してからマテリアルを設定し直してください。

Q. 色替えしたアバターを配布していい?
A. 元データの規約次第です。多くの場合、改変データの再配布は制限されています。必ず確認してください。

Q. テクスチャを自分で描きたい
A. UV展開の理解から入るのが近道です。別記事「テクスチャとUVの基礎知識 色替えでできること・できないこと」で解説しています。

引用記事テクスチャとUVの基礎知識 色替えでできること・できないこと技術・制作