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Mesh Painter Unity上でアバターのテクスチャに直接描く

テクスチャの色替えや模様入れは、これまで「お絵描きソフトで UV 展開図を見ながら塗り、Unity に戻して確認し、ズレていたらやり直す」の往復が基本でした。Mesh Painter は、その往復を Unity の中で完結させるツールです。VRChat アバターのモデルを見ながら 3D ビューに直接描き、同時に 2D の UV ビューにも反映され、そのまま Material に割り当てられます。この記事では BOOTH の商品説明と公式ドキュメント(2026年9月10日確認)をもとに、何ができるか、制約、体験版での試し方を整理します。

編集部は本ツールを独自に検証していません。機能・対応環境は作者(ncat)の公開情報に基づきます。現在は「先行リリース」として販売されており、機能や価格が今後変わる可能性があります。

何ができるのか

Mesh Painter の作業の流れ 対象を選ぶ・描く・整える・書き出す

商品説明に挙げられている機能を目的別にまとめます。

描く: 3D/2D ビューへの直接描画と並べて表示。ブラシ、消しゴム、ぼかし、指先、スポイト、色づくり。グラデーション、UV 島塗り、バケツ塗り。デカール、テキスト、パターン配置。

選ぶ・動かす: 矩形選択、なげなわ選択、色域選択、選択ペン。コピー、移動、反転、歪み変形。

対称に塗る: モデル中心ミラー、2D 対称定規、UV ワイヤ表示。左右対称の模様を入れるときに効きます。

整える: レイヤー、合成モード、クリッピング、各種ロック。Before/After 比較。複数対象はタブで切り替え。

書き出す: PNG/JPG 保存、Material への割り当て、プロジェクト JSON、PSD、RGBA 分解・再パック、比較 GIF、自動保存。

「UV 島塗り」と「RGBA 分解・再パック」は、アバター改変ならではの機能です。前者は UV のまとまりごとに一括で塗れるので、パーツ単位の色替えが速くなります。後者はマスクテクスチャのように各チャンネルに別の情報を詰めた画像を扱うときに使います。

お絵描きソフトとの役割分担

Mesh Painter があればお絵描きソフトが不要になる、というわけではありません。細かい描き込みや文字入れ、既存のブラシ資産を使う作業は、慣れたソフトの方が速いことが多いはずです。PSD の入出力に対応しているので、「大まかな色分けやパーツの塗り分けは Mesh Painter で 3D を見ながら、仕上げはお絵描きソフトで」という分担が現実的です。ツール選びの全体像は「テクスチャを描くツールの選び方 お絵描きソフトから3Dペイントまで」、UV の基礎は「テクスチャ制作の第一歩 UV展開とは何か」を参照してください。

引用記事テクスチャを描くツールの選び方 お絵描きソフトから3Dペイントまでアバター引用記事テクスチャ制作の第一歩 UV展開とは何かアバター

制約と動作環境

公式ドキュメントに記載の要件は次の通りです。

Unity 2022.3.22f1
レンダーパイプライン: Built-in のみ(URP・HDRP は非対応)
編集できるテクスチャの最大サイズ: 4096 x 4096
ペンタブレットの筆圧に対応

VRChat のアバター制作は Built-in レンダーパイプラインなので、通常のアバタープロジェクトなら条件を満たします。4K を超えるテクスチャは編集できないため、8K テクスチャの素材は先に縮小するか、お絵描きソフト側で扱ってください。

体験版で先に確かめる

BOOTH には「体験版(保存・書き出し不可)」が0円で用意されています。製品版と同じ編集・プレビュー機能が使え、制限されるのは保存機能だけと案内されています。ブラシの描き味、各ツールの操作感、自分の環境(Unity バージョン、GPU、ペンタブ)で動くかどうかは、購入前に体験版で確認できます。

特に確認しておきたいのは、自分が使っているシェーダー(lilToon など)のマテリアルで、描いた結果がプレビューどおりに見えるかです。シェーダー側の色調整やエミッションが乗っていると、テクスチャの色とビュー上の色が一致しないことがあります。

先行リリースという位置づけ

現在配布されているのは Mesh Painter 本体(ペイントモード)のみです。生成支援アドオン(マットキャップ生成/SDF 生成/ノーマルマップ生成)と追加ブラシパックは今後の販売予定で、先行リリースでフルセットを購入した人はアドオン追加時に無料で利用できると案内されています。作者は不具合報告と要望を歓迎するとしており、「育てていく」段階のツールと理解しておくのがよいでしょう。

裏を返せば、現時点では想定外の挙動に当たる可能性が製品版より高いということです。作業前にテクスチャの元ファイルを別フォルダにコピーし、Unity プロジェクト自体もバックアップしてから使ってください。

価格(2026年9月10日確認)

体験版(保存・書き出し不可)が0円、「先行セール版」フルセットが1,000円です。商品内容は Mesh Painter 本体の unitypackage 1個で、先行セールの期間や終了後の価格は商品ページに明記されていません。購入時の表示を正としてください。

よくある質問

Q. 描いたテクスチャは元ファイルを上書きしますか。
A. 保存形式として PNG/JPG/PSD が挙げられ、Material への割り当ても案内されていますが、元ファイルの扱いの詳細は商品説明にありません。体験版では保存自体ができないため、製品版で最初に小さな画像で挙動を確かめることをおすすめします。

Q. Quest 向けのテクスチャ圧縮や解像度変更もできますか。
A. 商品説明にその記載はありません。圧縮設定は Unity のテクスチャインポート設定で行います。

Q. Mac で使えますか。
A. 商品説明と公式ドキュメントに OS の記載はありません。購入前に作者へ確認するか、体験版で試してください。

公式情報

BOOTH 商品ページ(ncat、2026年9月10日確認):
https://booth.pm/ja/items/8571545

公式ドキュメント:https://mp.ebi-hotate.jp/