「自分のワールドを持つ」のはVRChatの醍醐味のひとつです。実は最小構成なら、モデリングの知識がなくても1日でアップロードまで行けます。この記事では、VCCでのプロジェクト作成からテスト、非公開アップロードまでの流れと、初回にありがちなつまずきをまとめます。
必要なもの
VRChat Creator Companion(VCC)でWorldプロジェクトを作成します。VCCの New Project からワールド用テンプレートを選ぶだけで、対応するUnityバージョンやSDKはVCCが管理してくれます。アバターと同じく、アップロードにはトラストランクNew User以上が必要です。
最小構成のワールド
必要なのは、床にする平面(Plane)、スポーン地点、そしてVRChat SDKのシーン記述オブジェクト(VRCWorldプレハブに含まれるScene Descriptor)。極端に言えばこれだけでワールドとして成立します。
最小構成の作り方
1. Hierarchyで右クリック → 3D Object → Plane を作成(床になる)
2. SDKに含まれるVRCWorldプレハブをシーンに配置
(これがScene Descriptorとスポーン地点を兼ねる)
3. スポーン位置が床より少し上になっているか確認
4. CubeやBOOTHのアセットを並べて部屋にしていく
Unityの基本オブジェクト(Cube、Planeなど)を並べるだけでも「自分の部屋」は作れます。まず形にして、飾り付けは後から少しずつで大丈夫です。
アセットを活用する
BOOTHや各種アセットストアには、部屋・家具・自然物などのワールド向けアセットが豊富にあります。既製アセットを組み合わせるだけでも見栄えのするワールドになります。導入前に、ライセンス(VRChatでの利用可否・再配布の扱い)だけ確認しましょう。
テストとアップロード
Unityのメニューから VRChat SDK → Show Control Panel を開き、VRChatアカウントでログインします。Builderタブの Build & Test を使うと、アップロードせずにローカルで自分のワールドを歩いて確認できます。スポーン位置や床のすり抜けはここで直しておきます。
問題なければ、同じBuilderタブからワールド名やサムネイルを設定してアップロードします。
公開範囲の仕組み
アップロード直後のワールドは非公開(Private)で、自分やフレンドを招待して遊べます。一般公開するにはCommunity Labsという審査的な仕組みを通す流れになります。まずはプライベートワールドとして、フレンドとの集まり場所を作るのがおすすめです。
つまずきやすいポイント
ビルドボタンが押せない
Scene Descriptorがシーンに無い、またはSDKが要求する設定(レイヤー等)が未適用の場合、Control Panelにエラーや警告が出ます。表示されたメッセージに従って適用すれば解決することがほとんどです。
スポーンした瞬間に落下する
スポーン地点が床より下、または床のPlaneにコライダーが無いのが定番の原因です。スポーン位置を床の少し上に移動しましょう。
重くて動けないワールドになった
高解像度テクスチャの大型アセットを大量に置くと簡単に重くなります。最初は小さな部屋から始めて、様子を見ながら増やすのが安全です。
よくある質問
Q. モデリングの知識は必要?
A. 最小構成なら不要です。Unityの基本操作(オブジェクトの配置・移動)だけで作れます。
Q. お金はかかる?
A. VCC・Unity・SDKはすべて無料です。有料アセットを買う場合だけ費用がかかります。
Q. Quest対応にするには?
A. Quest(Android)向けに別途ビルドしてアップロードする必要があります。まずはPC版だけで公開し、慣れてから対応を検討すれば十分です。
