購入したアバターを自分のアカウントにアップロードするまでの流れを、順を追って説明します。最初は手順が多く見えますが、一度覚えれば2回目からは10分もかかりません。この記事では各手順で実際に何をするか、そしてつまずいたときの原因の見分け方までまとめます。
始める前の確認
作業前に次の2点を確認しておくと、途中で止まりません。
・トラストランクがNew User以上か — Visitorのままではアップロードできません
・アバターの利用規約 — 改変やアップロードの条件は商品ごとに違います
1. VCCでプロジェクトを作る
VRChat Creator Companion(VCC)を起動し、New Project からAvatarプロジェクトを新規作成します。UnityのバージョンやSDKはVCCが管理してくれるので、自分でバージョンを選ぶ必要はありません。
プロジェクトの保存先は、半角英数のパスにしておくのが無難です。日本語(全角文字)を含むフォルダに置くと、ツールによっては読み込みエラーの原因になることがあります。
2. 必要なものをインポート
プロジェクトをUnityで開き、アバターに必要なシェーダー(lilToonなど)や共通アセットを先に、その後アバター本体のunitypackageをインポートします。順番を間違えるとマテリアルがピンク色(シェーダー不足)になるので、同梱の説明書きに従いましょう。
購入データのzipは、まずすべて解凍してからREADMEを確認します。導入順や必要な前提ツールが書かれていることがほとんどです。
3. シーンで確認する
アバターのプレハブをHierarchyにドラッグして配置し、見た目が正しいか確認します。チェックするのは次の3点です。
・マテリアルがピンクになっていないか
・体のパーツが崩れていないか
・衣装を入れている場合、素体の貫通がないか
この段階で気づけば直すのは簡単です。アップロードしてから気づくと、やり直しの手間が増えます。
4. ビルドしてアップロード
Unityのメニューから VRChat SDK → Show Control Panel を開き、VRChatアカウントでログインします。Builderタブでアバター名とサムネイルを設定し、ビルドとアップロードを実行します。
アップロードが完了したら、VRChatを起動してメニューのAvatarsから自分のアバターを選べば着替えられます。
つまずきやすいポイント
マテリアルがピンク色になる
指定シェーダーが入っていない、または導入順が逆だった場合の典型症状です。シェーダーを入れてからマテリアルを設定し直します。
SDKのビルドボタンが押せない
SDKパネルにエラーや警告が残っていると押せないことがあります。表示されたメッセージに従って一つずつ解消してください。多くは自動修正のボタンで解決します。
アップロードできない
トラストランクがNew User未満だと機能自体が使えません。少し遊んでランクが上がるのを待ちましょう。
アップロードしたのに一覧に出てこない
反映に時間がかかることがあります。VRChatを再起動するか、ワールドに入り直してから確認してみてください。
エラーメッセージはSDKパネルとConsoleに表示されます。内容を読んで、上から一つずつ潰していくのが結局いちばん早い解決法です。
2回目からの時短
一度作ったプロジェクトは使い回せます。別のアバターを入れるときは新しいプロジェクトを作るのが安全ですが、同じアバターの修正・再アップロードなら、既存プロジェクトを開いてビルドするだけです。
大きな変更を加える前には、プロジェクトのバックアップを取っておきましょう。詳しくは別記事「改変プロジェクトのバックアップ術」で解説しています。
引用記事改変プロジェクトのバックアップ術技術・制作
よくある質問
Q. アップロードしたアバターは他の人も使える?
A. 通常は自分専用です。パブリック化には別の設定と、元データの規約上の許可が必要です。
Q. Questでも使いたい
A. Quest(Android)向けに別途ビルドが必要で、使えるシェーダーにも制限があります。まずPC版で完成させてから取り組むのがおすすめです。
Q. 同じアバターを何度もアップロードしていい?
A. 問題ありません。修正のたびに上書きアップロードするのが通常の使い方です。
Q. 準備するものが分からない
A. 別記事「アバター改変を始める前に揃えるもの」に必要なものをまとめています。
